カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開業を見据え、大阪市のUCリゾートエージェンシーで先日、「グラビアアイドルとカジノマナーを楽しもう」なるイベントが開催された。

 シンガポールのマリーナベイ・サンズでカジノ実務経験を持つ北垣智佑貴氏のもと、“カジノアンバサダー”の研修を受けてきたアイドルの徳江かな(22)と草野綾(27)が、バニーガール姿でディーラーデビュー。ゲストにブラックジャックのルールを説明しながら、華麗にゲームを盛り上げた。

 徳江は「場を仕切りながら、チップの計算もしないといけなくて、頭がこんがらがって難しい。大変な職業だし、個人的にはプレーヤーとして楽しむ方が向いてる」と苦笑いしながらも「コロナで2回延期になっていましたが、やっとできました。お客様とお話しながら楽しめました」と笑顔。草野も「ディーラーとしての第一歩。皆さん、楽しそうにしてくれて良かった」と話した。

 IRは2020年代後半に部分開業する予定で、大阪ではオリックスと米カジノ大手MGMリゾーツ・インターナショナルの共同体が事業者となる見込みだ。

 北垣氏は「今回はブラックジャックを楽しんでいただきましたが、ポーカー人口が一番多い。ただ、アジアではバカラが人気です。日本にカジノができれば、半数くらいがバカラになるのではといわれています。カジノと一口に言っても、ベガスとマカオでは全く文化が違うのは面白いところです」と話す。

 イベントを企画したカジノイベントプロデューサーの井内徳次氏も「カジノはまだまだ発展途上だが、これからタレントを前面に押し出してくるようになる。私はカジノをもっと身近なものにしたいと思っている。アンバサダーにも頑張ってもらいたい」とアピール。今後もこうしたイベントを通じ“カジノ熱”を盛り上げていくつもりだ。