今年の「タレント番組出演本数ランキング」で、意外な芸人が躍進すると予想されている。

 このランキングは、メディアモニタリングを専門とするニホンモニターが発表。関東地区で1月1日から11月29日まで地上波で放送された、民放5局とNHK総合の番組が対象。出演本数のランキングなので、地上波の帯番組にレギュラー出演しているタレントが強くなる傾向がある。

 昨年のランキングでは1位が博多大吉、2位が設楽統、3位が立川志らくという結果に。大吉はNHK「あさイチ」、設楽はフジテレビ「ノンストップ!」と、月~金曜の帯番組でMCを担当。志らくも今年3月に打ち切りとなった、TBS「グッとラック!」のMCを務めていた。

「『ノンストップ!』は全国ネットではないが、この調査は関東地区が対象のため、設楽は常に上位に来る。『グッとラック!』が終わった志らくは、今年はランクが落ちるのは間違いない」(芸能プロ関係者)

 そうしたなか今年、上位進出が予想されているのは「ますだおかだ」の岡田圭右だ。特に情報番組のMCを務めているわけではないだけに意外な気もするが…。

「実は岡田も、帯番組のMCを務めている」とはテレビ局関係者。その番組とは、BSフジで放送されている「クイズ!脳ベルSHOW」だ。

 ただ、先に説明した通り「番組出演本数ランキング」は、地上波の番組しかカウントされないはず。どんなカラクリがあるというのか。

「実は『クイズ!脳ベルSHOW』は2018年4月から、フジの地上波で月曜から金曜まで午前4時から放送されているんです。これはBSの再放送だけど、地上波では初放送となるため、『番組出演本数ランキング』では1本とカウントされている」(前同)

 そのおかげで岡田は、「番組出演本数ランキング」で上位に位置。地上波の放送が始まった18年に10位になると、19年は15位だったが、昨年はまた10位と安定して上位にランクインしている。

「ちなみに『クイズ!脳ベルSHOW』の地上波放送がなかった17年より前は、一度もランク入りしたことはない(笑い)」(前同)

 午前4時台とはいえ1本は1本。さらに「今年はひとケタ入りも目指せるのでは」という声もあるから驚きだ。

「岡田は熱烈なオリックスファンとして知られている。例年は下位に低迷するオリックスが今年は優勝争いしているが、岡田以外に知名度があるオリックスファンのタレントはほとんどいない。これからクライマックスシリーズや日本シリーズなどにオリックスが出たら、スポーツ特番に岡田が呼ばれる可能性は高いだろう」(制作関係者)

 まだまだ出演本数を増やしそうだ。