「2021年第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」が2日、都内で行われ、女優の尾野真千子(40)が主演女優賞を受賞した。

 真っ赤な衣装で登場した尾野はトロフィーを手にし「賞をいただくのは本当にうれしい。これからも色んなことが伝わる女優を目指して頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。

「茜色に焼かれる」で演じた母親役について「何年ぶりだろうというぐらいに憑依したというか。最近、憑依しないでおこうと思う気持ちが強いんです。ですが気持ちがグッと入って抜け出せなかったことを覚えてます。久しぶりの感情で気持ちよかったです」と振り返った。

「茜色に焼かれる」で共演した和田庵(16)が新人男優賞を受賞したことについて「それが一番うれしいです。こうやって親子で取れるってね」と役同様に母親の笑顔を見せていた。