老人ホームに入所し認知症で半分寝たきり状態と衝撃の近況が分かった〝超軟体芸人〟エスパー伊東(61)が2日午後、40年来の友人で所属事務所社長でもあるお笑い芸人・ビトたけし(58)とLINEのビデオ通話をした。

 伊東はケータイを持たないため、施設スタッフのスマホを介し10分ほど行われた。2人が顔を合わせ会話するのは、伊東の入所以来1年以上ぶり。

「ゲーマーが使ってるようないい椅子に座ってて、グレーのトレーナー姿。顔色は比較的いい感じで、青白いとかはなかった。(2019年2月に)入院してしばらく顔が曲がっていたが、真っすぐになってきていた。前は痩せたような感じだったが、丸くなってきてて昔の顔に戻ってきてる感じ。顔の見た目的には元気そうだった」

 ビトが質問し、聞き取りにくければ横にいるスタッフが復唱し、それに伊東が主に表情で答えるというやりとり。口数は少なく、笑うこともほとんどなかったが、意思疎通はできていたそう。そんな伊東は先日、自身が最近話題になったと知り笑顔を見せたという。

「こないだの伊東さんのネットニュースを、担当の方がスマホで見せたら、本人はニヤッとして『あ~うれしい』と言ってたらしい。記事の細かい内容的なことは分からないと思うが…」

 また、ビトが「誰に会いたい?」と聞いたら「南部さんに会いたい」と答えたそう。先週末にツイッターで「連絡が取れない!」と消息を真っ先に心配した南部虎弾の名前を挙げた伊東に、施設スタッフも「え!? 南部さんですか?」と思わず驚いたそうだ。

 持ち芸で股関節を酷使したのがたたり、今は歩行が困難で、食事なども人の手を借りないとできない状態。ただ施設では大好きな酒を断ち、健康的な生活を送っているようで、コロナ感染を含め「他の病気になったというのも特にない」とビトは明かす。