激しい攻防を繰り広げているボートレース江戸川のGⅠ「江戸川大賞 開設66周年記念」は17日、予選3日目を終了した。

 近況、充実一途の快速35号機を駆る松田大志郎(33=福岡)が連日、パワフルな走りを披露している。

 3日目4Rでは1Mを回った時点では5、6番手に置かれたが、そこからジワジワと先行艇を追い上げ、最終周回で3着を奪取。ここまで得点率6・50、12位につけた。

 その舟足は「スタート巧者が乗ったらもっとすごいんじゃないかな? だいぶ手前に振ったけどそれでも伸びがいい。今なら節一あると思う」と豪語するほどの噴きっぷり。対戦相手たちからも「松田と中沢のエンジンが今節の2強」という声も上がっていた。

 予選突破には18日4日目の2走で10点以上が条件となるが「(このデキなら)色気がないわけではない。GⅠとか一般とか関係なく常に優勝したいと思っている」。課題は「まだつかめていない」と言うスタート勘だけ。これさえクリアできれば、さらなる“高み”も見えてきそうだ。